ミヤマガラス

深山烏 Corvus frugilegus

中国北東部~ロシアの耕作地などで繁殖し、冬になると大群で渡ってくるカラス。一昔前は九州地方でしか見られなかった冬鳥だが、近年は佐渡にも現れるようになった。住宅街よりも田んぼでエサを取ることが多く、大群で田んぼにカラスがいたら、ミヤマガラスだ。街で見かけるハシブトガラスやハシボソガラスに比べて、嘴が細く短い。強風の中を群れでヒラヒラと舞う様子は、実に楽しげだ。

Photo. M. Oh-Ishi